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2007年1月17日 (水)

金融

金融

消費者金融のグレーゾーン(いや ブラックかも)の問題で、行政のメスが入ってからというもの、
どの、消費者金融も経営状況が厳しいようです。

しかし、お金を借りる人、借りたい人はいつの世も減ることはありません。
経営難に直面し、広告が減ってしまったので、逆に、どんな消費者金融があるのか、
また、借りるのならば、どこの金融がよいのかが、わかりにくくなってしまいました。

そんな消費者金融をわかりやすく比較してくれているのが、この金融サイトです。
消費者金融の金利とは?
消費者金融の注意点
金融機関への返済について
さらに、消費者金融会社の比較などわかりやすく解説がされているサイトです。

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2007年1月 6日 (土)

派遣って

転職サイトに登録後、すぐさま「紹介できる仕事があります」と電話がかかってきた。

 「正社員でもこんなに早く紹介してくれるの?」

 財団法人で派遣社員として働く吉原亜子さん(30)は、正社員をめざして求職活動を始めたが、その「売り手市場」ぶりに驚いた。

人材派遣会社

 亜子さんは、新卒で入った飲食サービス会社を1年半で辞めてカナダに渡り、帰国後に派遣社員になった。希望する経理の仕事で正社員採用がなかったからだ。

 広島に本社がある印刷会社の東京支社で、電話応対から売上管理までをこなした。職場にもなじみ、支社長からは「いずれ正社員に」とも言われた。その後、 結婚。04年に妊娠がわかると、派遣元や派遣先と掛け合い育休も認めてもらった。復帰しやすいようにと、出産当日まで引き継ぎをした。

 だが、育休中に会社が吸収合併されて、約束はほごになり、結局、3年近く勤めた派遣先に復職できず、立場の弱さを思い知らされた。

 次こそは長く働ける正社員に、と期待は高まる。

 大手自動車メーカーの派遣社員から昨春、広告会社の正社員に転じたヒロコさん(27)。回り道をして手に入れた「やりたい仕事」と「正社員」の座に満足げだ。

人材派遣会社

 

 ○社員顔負けの議論

 広告・宣伝系の求人が多い人材紹介会社を選んで登録。実際に決まるまで2カ月だった。

今の会社では新車1台のウェブ宣伝を丸ごと任される。企画書を書き上げるまでが大変だ。平常業務の後、1カ月かけて深夜残業して仕上げる。残業が月50時間を超えることもある。

 「派遣当時と仕事の責任の重さは比じゃない。ついていくのに必死だけど、すごく充実してます」

 ヒロコさんは、就職氷河期の土砂降りの中でキャリアをスタートさせた。映画宣伝の仕事がしたくて関連企業を受けまくったが、軒並み不合 格。商社の一般職になるが、肌に合わず1年半で退社。少しでも宣伝に近い仕事をしようと派遣会社に登録し、自動車メーカーのウェブ運営の仕事を見つけた。 幸か不幸か、正社員の補助業務にとどまらなかった。

人材派遣会社

 スポーツサイトの立ち上げを任され、外注先の制作会社と社員顔負けの議論を重ねた。深夜帰宅が1週間続いたこともある。半年間、勤務後にコピーライターの学校にも通った。そうした努力が転職先の会社でも評価された。

 都内の不動産賃貸会社で戸建ての企画や販売を担当するミチコさん(31)も昨年8月に正社員になった。その前は大手出版社で1年半ほど派遣社員をしていた。

 「30歳のうちに正社員になっておきたかったんです」

 ミチコさんの新卒時も氷河期。最初に内定が出た住宅メーカーで営業職に就いたが、「一生に一度の買い物」でエゴを向きだしにする顧客や上 司との人間関係に疲れ果て、3年で辞めた。その後、関心のあったマスコミで派遣社員として働き始めたものの、仕事は一般事務。毎日同じことの繰り返しでス キルアップの機会もなく、残業や夜勤もして毎月の手取りは約18万円。同じ仕事をする正社員より業務量は多いのに、収入は半分以下だった。

人材派遣会社

 「これじゃ人生の展望が開けない」と転職活動を始めた。転職支援会社の求人サイトで見つけた5社ほどに履歴書を送り、うち3社で面接に進んだ。転職先は業界の知識がある不動産関連業に見事決まった。

 大手損保会社の人材派遣子会社に勤めるミエさん(33)も昨年、派遣から正社員になった。新卒で入社したのも損保会社だが、会社の合併で 職場にいづらくなり、知り合いが働いていた新聞社の派遣社員になった。正社員募集もなかったし、結婚を考えている人もいたので軽い気持ちだった。

人材派遣会社

 

 ○一般事務経験も生かせ

 ほどなく恋人と別れ、ストレス性の湿疹も発症。「長期安定雇用」を意識して、転職活動を始めた。当時31歳。「30歳の壁」か、なかなか面接に進めなかった。

 そこで、履歴書で一般事務でもアルバイトの給与計算や勤務管理もしていたことをアピール。そこを評価され、いまは派遣スタッフの給与や福利厚生を扱う。今春から会社のすすめで社会保険労務士資格をとるための通信教育も始めた。

 「最近、税務の専門家になるという目標ができました。企業は正社員にはお金をかけるんですね」

 景気回復と団塊の世代が退職する2007年問題を見すえ、企業の正社員採用熱は沸騰している。非正社員の正社員化も進んでおり、総務省の調査では05年に派遣やパートから正社員に転じた女性は22万人で、逆パターン(21万人)を02年以来初めて上回った。

人材派遣会社

 

 ○スタッフから正行員

 人材紹介大手インテリジェンスの小椋将樹マネジャーは話す。

 「最近は企業が一つのポストを探すのに派遣、契約、正社員のすべてに注文を入れてくる。正社員になるチャンスはかつてないほど膨らんでいます」

 新卒社員は猛烈な奪い合いだ。特に人材の逼迫感が強い業界では、正社員以外の内部人材を戦略的に登用し始めた。

 りそなホールディングスは昨年5月までに、「スタッフ」と呼ぶ直接雇用のパートのうち、希望者から約100人を正行員に転換させた。今年 も約20~30人を採用する予定だ。同社は03年の国有化を経て、04年3月期は1兆円を超す赤字に転落。04、05年度と新卒採用をせず、中途採用で 補ってきた。人材サービス部の鶴田哲郎グループリーダーは言う。

 「攻めの採用姿勢に転じたが、外から人材を採るのは簡単じゃない状況だ。まず中にいる優秀な人材を活用しようとなった。これだけ潜在的な人材がいたのには驚いた」

 正行員採用を抑えた一方、スタッフの業務範囲は一般事務から窓口での接客や渉外にまで広がった。このため04年にスタッフの処遇を見直 し、年功的だった時給を能力給に変えた。渉外スタッフには成果に応じて年1回の一時金も出す。昨年夏の初の一時金では半期で100万円を得た人もいた。

 「渉外のように成果が数字で見える仕事は、同じ成果には同じ処遇でないと、働く側の意欲は上がらないでしょう」(鶴田さん)

人材派遣会社

 イオンでも新人事制度のもと、06年2月末時点でフルタイム勤務のパート約500人が月給制に移行し、社員と同等の給与・職位を与えられることになった。

 正社員採用を前提に一定期間、派遣社員で雇用する「紹介予定派遣」も増えている。派遣社員の採用で企業が禁じられている事前面接ができ、 採用業務は派遣会社が代行するという企業には便利な制度だ。日本人材派遣協会によると、03年に約4千件だった成約件数は05年には2倍の約8千件に増え ている。

人材派遣

 ○派遣会社は人集め苦労

 4月に大手損保のグループ会社の正社員になった大隅仁美さん(26)も紹介予定派遣で転職に成功した。短大を出て化粧品会社の販売員をし ていたが、立ち仕事が体力的にきつく、結婚後も無理なく続けられる事務職に就こうと昨年11月に退職。派遣大手のテンプスタッフの紹介で翌月から今の会社 で派遣社員として働き始め、3カ月後に無事、正社員に。仕事も職場も変わらないが、「気持ちは引き締まった」という。会社側も「お互いの相性がわかってミ スマッチが減る」と歓迎する。すでに数人を紹介予定で採用している。

 派遣脱出を図る人たちは20代半ばから30代前半が中心。この上の年代になると転職先もぐっと狭まるため、みな「ラストチャンス」を意識している。

 過熱する正社員市場のあおりを食っているのが派遣業界だ。人材派遣会社ジョブコム(本社・名古屋市)の東京支社は4月、01年の支社開設 から右肩上がりで増えてきたスタッフ登録人数が初めて前年同月を下回った。企業の派遣需要は相変わらず旺盛で、昨年まで必死で営業に回っていた企業から連 日のように求人注文が入る。このため5月は一部の業種で時給100円アップに踏み切った。中村幸司支社長は、「優秀なスタッフは正社員市場とも取り合いで す」と言う。

人材派遣

 あるベンチャー企業は、転職支援会社の紹介で大手企業に派遣されていた女性の採用を決め、正式な採用通知を送ったとたん、派遣先が年俸を100万円上乗せして正社員契約を提示したため採用しそこねたという。

 ただ、正社員が最善の選択なのか。派遣脱出に成功した前出の女性たちは生活の安定や仕事の充足を得たものの、仕事量は増え、拘束時間も格段に長くなっている。

 メガバンクの正社員だったハルミさん(26)は4月にベンチャーの通信会社に転職した。正社員含みだが当面は契約社員。3カ月ごとに査定があり、正社員になるには実績を自己申告する。「正社員→非正社員」の逆パターンを選んだハルミさんは言う。

 「会社が大きすぎて一体感が持てず、人材を育てようという企業の意思も伝わってこない。完全に歯車ですね。若いうちにもっと責任ある仕事をして、市場価値を高めたいと思いました」

人材派遣

 ○正社員はバラ色か

 労働政策研究・研修機構が昨年8~9月に行った調査では、正社員の78%が「仕事上の不安やストレスを感じている」と答え、非正社員の 62%を上回った。仕事に「満足」「やや満足」と答えた人も正社員は38%で非正社員の41%より低かった。正社員になっても、バラ色の未来が待っている とは限らない。

 約6年間の社会人生活で、「正社員→派遣→正社員」と雇用形態が変わった田村千春さん(29)のケースをみてみよう。

 00年に東京海上火災保険(当時)に入社。5年目に結婚で転居するためやむなく退社、系列の派遣会社に登録し、東京海上日動火災保険の前 橋損害課で働き始めた。だが、派遣社員は業務の範囲が限定され、経験も知識もある田村さんは、不完全燃焼ぎみだった。そこに高崎損害SCで社員の欠員が出 て、上司から「再雇用制度」を受けるよう勧められた。3年以上勤務した退職後10年以内の元社員が受験できる制度だ。昨年8月、念願の正社員に返り咲い た。

人材派遣

 田村さんは言う。

 「一度辞めたことで会社や仕事に対する責任感や愛着は強まったし、派遣で働いた期間は仕事と家庭の両立のためのいい練習期間になりました。人生の転機に応じて働き方を変えられたことが、結果的に長く働くための土台をつくったのだと思います」

人材派遣

 

 ◆非正社員の雇用をめぐる企業の取り組み例

 <イオン>

 04年2月に新人事制度を導入。正社員、非正社員の区別をなくし全従業員を勤務エリアの違いで3区分に集約。パートは転居転勤がない「コミュニティ社員」となり、昇給や昇格もある。

営業系地域会社で行っているコールセンター業務を06年7月に子会社に一括委託、約6000人のパート・契約社員を同子会社に雇用替えし、将来的に昇給・昇格制度の創設や正社員化を検討。 06年4月1日付で関連子会社が採用・派遣する派遣社員約560人(06年度新卒採用も含む)を正社員として直接雇用。

 

 

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